香港で仕事

「GOTH」

あまりに嬉しかったので、
書きとめておきます。

香港の出版社では、中国語版(香港台湾版)を
出すために、日本語書籍の選択ってな
仕事もしていました。
本を読むこと、特に小説を読むのは大好きなので、
がんばってやってました。

ですが、様々な制約があって、
なかなか思うとおりに好きな本を出版することは
できなかったんですねー。
ほんと、残念でした。

面白いし、出版することに意義もあるし、
「これはイケるぜ!」って気合を入れた小説に、
乙一の「GOTH」があります。
選んで、版権を手に入れ、翻訳もしたのに、
編集・出版される前に会社を去らなくては
ならず、もー、後ろ髪ひかれました。

その「GOTH」が、
7月終わりの香港ブックフェアーで
とても好評だったと聞きました。
街中の本屋でも平積みで売られていて、
中には売り切れも出ていると。

このほかに、同じ乙一の青春小説を3冊
(「失踪HOLIDAY」「君にしか聴こえない」「寂しさの周波数」)
を選んで翻訳までやりました。
こちらもとっても人気とのこと。

国(地域)を超え、感動を伝えることができて、
激しく嬉しいです。

(プロフィールのところで
乙一の本を紹介してます。
(というか、アマゾンにつながってるだけですが(汗)。)
ライト・ノベルといっても、レベルが高いですよ。
夏休みに読んでみてくださいねー。)

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会社の机で魚を飼う

香港の会社では面白いことがたくさんありました。

コーラくん(仮名)は大学を卒業後、
すぐに編集部に入り、
現在4年目というフレッシュなエディターくん。
素直でマジメでジェントルマン。
日曜出勤中、仕事で分からないことがあって携帯に電話したら、
台風なのに会社に出てきて手伝ってくれたりとか(涙)。
飲茶の席ではもちろん彼が率先してみんなにお茶を注ぎます。
日本男子にはちょっといませんね、こういう子(はーと)。

そして、彼はまた可愛らしくも、魚を飼うのが大好き。
で、
会社の机で飼ってるんです!!!

仕事の合間に、エサやったり、水槽の水を交換したり・・・
いいんですか?!みたいな(笑)。

休暇中にも、
彼は魚の様子を見にわざわざ出社してましたね。
朝見かけたはずのコーラくんがいなくなったな~と思うと、
他の同僚曰く、
「コーラは今日は有給だよ。魚にエサやって帰った。」
とかね(汗)。

まゆりくんのラスト・デーに
この「机で魚を飼う図」を写真に収める時間がなかったので、
ご本人にデジカメで撮って送るようにお願いしておいたのでした。

050407aで、受け取ってみると・・・
全部、魚のアップなんですねー(泣笑)。
え~と~・・・ツボったのは
アナタの机の状況だったんですけども~・・・。

メールにはこうありました。

「新しく2匹の女の子が仲間入りしました~。
前にいたのは男の子だったから、
XXXして、可愛いベビーが生まれたらいいなと思って。」

会社の机の上で繁殖させるかーーー!!!(驚)

050407bちなみに、まゆりくんの在りし日の机は
←こんなカンジです。
もちろんコーラくんの机も似たりよったり。
ここに水槽おいて魚を繁殖って、
ねえ、どうよ(笑)。

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今日と明日は違う?

ほぼ日刊イトイ新聞
「社長に学べ第2弾」任天堂の社長、岩田聡さん

連載が好きでした。
特に、第14回のこの言葉には
「おお、そうそう、これこれ!」
と思いました。

以下、引用です。

****

うーん……
世の中の変化がゆっくりだった時代が、
長くつづいたんですね。

何年ものあいだ
おなじ方向のおなじ考えかたが通用して、
それが成功をくりかえしていると
それによって成功の体験をした集団というのが
できますよね。

成功の体験をした集団というのは
変わることへの恐怖があるものですが、
いますごく意識するのは、
環境がすごい変わって、
人の考えかたがすごく変わって、
お客さんがすごく変わって、
情報の伝わりかたが
すごく変わっているわけじゃないですか。

だから
「いまよいとされているやりかたは
 ほんとうに正しいのか」
ということをわたしだけでなく
会社じゅうの人がうたがってかかって、
変わってゆく周囲のものごとに
敏感であるように
仕向けていかないといけない、
と考えています。

お客さんのニーズも変わるし、
マーケットの環境も変わるし、
情報の伝わりかたも変わるし、
人が欲しいと思う内容も変わるし、
実際に買いにいく人も変わるし、
売り場も変わるじゃないですか。

****

実感を持ってこうビシっと言って
しかも実行できる人って、
特に日本では少ないですよねー。

ところが、香港では
専門学校の受付をしているフツーのOLである
友達の口から同じような言葉を聞きました。

彼女は、働きながら日本語を勉強していて、
さらにマーケティングに興味があるので、
関連の資格を取るために
夜間学校に通っているんです。

香港にしては安定した就職先で仕事をしているから、
クビの心配もなく
転職のつもりもないと言っていたし、
若いんだから、勉強ばかりでなくて
遊んだらいいのに~~~なんて
余計な心配(ホントだよ)して聞いてみたら、

「世の中はどんどん変わるから、
いつもそれについていく自信をつけないと。
今月と来月はもう違うんだよ。」

ときっぱり。
嗚呼、香港のOLさんて、すごい・・・。
感銘を受けたわ~・・・。

で、後日、この友達の話を、
上司であるマネージャー(女)にしました。
まゆりくんと歳はたいして違わないのに
マネージャー(日本の部長クラス?)やってるくらいだから、
バリバリのキャリアOLなんざます。

なので、「そうよ、今月と来月は違うわね!」とくると思ったら、

「いや、そーじゃない!」

って言い切るんですわ。

「今日と明日はすでに違うのよッ!」

ですって・・・。

嗚呼、こういう意識を持ってるアナタの下で
仕事してたんですね、ワタクシ。
どうも、いつもジェットコースター乗ってる気分だと思ったら・・・
と、妙に納得しました(苦笑)。

香港ディズニーランドがもうすぐできますが、
そこでアトラクションに乗るよりも
香港の会社で働いたほうが、
ずっとずっとスリルを楽しめること請け合いです(笑)。

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飲茶で歓送迎会

香港が大好きな理由はたくさんあるけれど、
なにがイイって、飲み会がないこと。
(香港ローカル企業は、です。日系企業除く。)

お酒が飲めないまゆりくんにとって、
「会社帰りの付き合い」ほど苦痛なことはないです。

「とりあえず、ビール!」
「まあまあまあ~」(トクトクトク←ビールつぐ音)
「今日もお疲れ様でした~!かんぱーい!」

とか居酒屋での場面を思い出すだに
頭が痛くなります・・・。

話をするなら
しらふで頭がはっきりしているときに
きちんとしたいし、
おいしいものは
タバコの煙やお酒臭さのないところで
ゆっくりいただきたいっす。

飲まないのに、
きっちり割りカンにされることが多いのも、ねえ。
>飲み代って高いよね・・・。

じゃあ、香港の会社で歓送迎会など
飲みはないの?ってことになりますが、
ズバリ・・・

基本的にありません!

その代わり

お昼に飲茶です!

ランチなら、飲みと違って
貴重なアフター5の時間を取られないし、
おいしいものが食べられるし、
どうです?サイコーです!!!

まあ、夜のお付き合いのようなものも
なくはないです。
接待のほかには、忘年会や新年会ですかね。

でもこれは普通、
上司や社長(会社)のおごりです。
しかも、うちの会社では、
ラッキー・ドローつきでした!

今年の新年会では、
なんと、
最高2000香港ドル(約3万円)の賞金ですよ、旦那!
(景品が商品ではなく賞金つうところが、いかにも香港(笑)。)

つかね、このくらいしないと、
みんな出席しないの・・・(汗)。

7時半くらいからはじまって、くじ引きも終わって、
1時間もすると、みんなソワソワし始めてました。
「大長今」(韓国ドラマ)を見に家に帰りたかったらしく・・・。
ええ、もちろん二次会もなく、
お開き後、直帰です、全員ね(笑)。

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辞職了

先月末、2年間勤めた
香港の会社を辞めました。

この間、
上司と机を叩いて喧嘩したこと、数知れず・・・。
しかも広東語で(怖)。

泣いて「辞めます(怒)」と言ったことも
ありましたなぁー。

あの時は、上司が引きとめてくれたのと、
そこで辞めたら、
他の同僚に多大なしわ寄せが
いってしまうことから、
残ることを決めたのでした。

仕事を続けたもう一つの理由があります。

それは

うんと仕事をして、
うんと会社の役に立っておく。
その上で、最後に契約期間が切れた後、
「お願いだから残ってくれ!」と頼まれても、
絶対にもうこの会社の手伝いはしない。
見捨ててやる!

ちゅうことでした。

しばらくは、スパイのような気持ちで働いていました。
今に見てろよ!みたいな。

めちゃくちゃ性格悪いですねぇ(苦笑)。

しかし、仕事をするうちに、
この考えは変わりました。

仕事を通じて学べることはたくさんあるし、
海外で働くことは良い経験になるし、キャリアにもなる。
なによりも、これまでがんばってきた中国語を生かして
興味ある文芸や翻訳、出版に関わって
いられることを、幸せだと思わなければ・・・
と感じるようになりました。

会社と意見が合わないことは残念だし、
そんな中でいい仕事ができるわけもないけれど、
100%自分に都合よく出来ている環境などは
ありえないわけだから、
与えられた条件の中で、
できることをできる範囲でやっていくしかない

と思うようになったのです。

あったり前なことなんですけどね。
改めて思い至りました。

残業が月200時間を越えたり(!)、
同僚が次々首になるような職場で、
なんとか目標の契約満期を迎えられて、
今は自分で自分を褒めてあげてます(笑)。

最後に会社はまゆりに
「お願いだから残ってくれ」と言ったかどうか。
・・・言いませんでした。

でも、これでよかったと思ってます。
会社に思い知らせてやる!なんて考えた
高飛車な自分にハリセンをかますためにね(笑)。

まあ、会社全体の業績も思わしくなく
(というか、香港の出版界全体の景気が悪い)、
まゆりの働きがどうのという
問題でもなかったようで、
先日は上司に、
「顧問など別の形で手伝ってくれないか」
と相談を持ちかけられました。

顧問というとすごそうだけれど、
別の見方をすれば、
「正社員では雇えないけど、
必要な時に手伝ってほしい」
ちゅうことなんですけどもね(汗)。

「残ってくれ」とは言われないが
「必要だ」と言ってもらえた・・・
神様の粋な計らいってとこですかね~。

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桁違いの税金

去年10月、税務局からの所得申請の書類を
初めて受け取った。

日本とは違い、
香港では、サラリーを貰っている人でも
税金は自分で所得申請し、自分で納める。

香港に来て4年半。
最初の2年半は日本から収入を得ていたけれど、
その後香港の会社に入ったので
香港での納税の義務が発生したのだ。

働いて1年目はとりあえず納税の必要はなし。

2年目に、1年目の税金と、加えて
1年目の所得データをもとに算出される
「2年目の所得税(予想分)」を支払わなければならない。

つまり、約2年分の税金を一気に納める。

ということらしいが、
実はよく分かっていなかったり(汗)。
もーこういう方面、ダメダメさんなのだ(苦笑)。

・・・って、笑ってる場合じゃなくて、
きちんと申請して、きちんと納めて、
住民としての義務を果たさなければ。

香港は、あんなイベント、こんなコンサートを開いて、
まゆりくんを愛しいJとかVとかに会わせてくれる
ステキな場所なのだから。

しっかし、あ~う、めんどくさー、わかんねー・・・
と悪戦苦闘すること、しばし。
最後には税務局に相談に行って、
手取り足取り書き方を教わる(汗)。

無事提出。
12月、請求書が届く。

2年分の税金かぁ・・・
嗚呼、これだけあれば
VanneちゃんのCDが大量に買えるのになぁと思いつつ、
(↑100枚買ってハグ&ちゅ~してもらいたいらしい(笑))
覚悟を決めて、請求書の封を切る。

・・・へ?!・・・

ちょ、ちょっと?いいの?こんなんで?!?!
香港の税金は安いと聞いていたけど、
本当にこんなに安いの~~~?!

・・・つうか、これ、桁が違うと思うんですけど(汗)。

旦那のひばりくん(仮名)に相談してみる。

「間違えっぽいねぇ。」

だーよーねー・・・。

「あ、もしかしたら、先輩(注:まゆりのこと)は
配偶者を扶養していると思われて、
控除額が大きかったのかも。」

でも配偶者のことは、日本在住だってことくらいしか
申請書には書いてないよ。
普通、控除を受けるには、配偶者に所得がないことを
証明する書類を提出しなくちゃいけないんじゃないのかな?

「配偶者に十分な稼ぎがあるのに、
海外で働く女性ってあまりいないから、
税務局は、先輩を出稼ぎって考えたのかも。」

なぬ?出稼ぎ?!

「国にいる配偶者や家族を扶養するために
香港に働きに来ている、と。
つまり、フィリピンのアマさんみたいに。」

げげーん!!!
まゆりくんはアマさんだったのか!!!

・・・じゃなくて・・・

しっかりしてよ~香港税務局さんよぉ~。

まゆりくんはこのままアマさんのふり(?)を
しつづけることもできるんだよ?
だって、税務局に相談に行ってまで
申請書類をちゃんとしたんだし~。

ふふ、このままVanneちゃんのハグちゅ~は
いただきかしら?!(違う)

・・・なんて、悪魔のささやきが
心の中でこだまする。

でも、そうすることで、万が一、
悪質な税金逃れと思われて、
厳しい罰則を課されて、
香港に永久立入禁止!!!
なんてことになったらたいへん!

ということで、行ってきました。税務局。

「既婚者で、その配偶者が海外に居て、
しかも海外で所得を得ている場合には、
それを証明してもらうことは不可能。
だから、所得がないものとみなされますから。」

・・・え・・・ということは?

「配偶者に所得がないということは
世帯の総所得があなたの収入のみということで、
既婚者控除を受けられるんです。」

はあ。・・・ってことは、これで合ってるんですか?

「そうです。」(きっぱり)

うそぉ・・・
でも・・・まあ・・・いっか。(あっさり)

だってラッキーじゃん♪
ハグちゅ~どころか、
はだけた胸にお姫様だっこコースもOKよ!

(↑注:そんなコースはありません。>でも熱烈希望(爆))

税務局の向かいの郵便局で
即刻そのある意味「桁違い」の税金を納め、
まゆりくんは初めての納税を無事(?)終えた。

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